Appleは、新開発のS11チップ、進化したヘルスセンシングシステム、音響知能「Audio Intelligence」を搭載したApple Watch Series 12を正式発表しました。価格は399ドルからで、本日より予約注文を開始し、9月18日より店頭販売が行われます。
Series 12の中核を担うのは新設計のS11 SiPです。目玉機能となるLive Rewindは、Digital Crownを素早く2回押すことで、直前15秒間に交わされた会話を即座にテキスト化して画面上に巻き戻し表示します。さらにSiri Recapが会話の要点だけを短文要約としてまとめ、iCloud経由で安全に暗号化同期します。iPhoneが近くにない状態でも作動する環境音認識や、スマートスタック上での高速Shazam認識も利用可能です。
会話プライバシー保護のため、S11内部には独立区画Secure Exclaveが新設されました。録音された音声はすべてこの保護領域内の揮発性メモリでのみリアルタイム処理され、処理完了後に即時完全消去されます。OSや外部アプリ、Appleサーバーが元の生音声データに触れることは一切できません。また、Live Rewind起動時には消音モード設定中であっても必ず通知音と全画面アニメーションが作動し、周囲に動作を伝えます。
緻密なコンプリケーション表示に適した文字盤デザインはウォッチフェイスギャラリーで、モデル別ハードウェア仕様はセンサーマトリックスでご覧いただけます。
Preserved Benefit: 通常使用で公称18時間のバッテリー持ちを保ちつつ、充電速度が向上し、15分の充電で最大12時間の連続駆動が可能です。
Explicit Trade-Off: Live RewindおよびSiri Recapは2026年後半に英語ベータ版として提供開始予定であり、iPhone 16以降(iPhone 16eは除く)が必要となるほか、規制の関係でEU圏では提供が見送られます。
刷新されたHealth Sensing Systemは、発光効率を高めた新設計グリーンLEDと受光素子を採用し、心拍数の計測周期を終日5秒おきへと短縮しました。心拍変動(HRV)も5分間隔で取得され、0〜10段階の「レディネススコア」として手元に表示されます。年内にはヘルスケアアプリ内に「長寿」タブと推定「健康年齢」の診断機能が追加される予定です。
アルミニウムモデル(ダークブロンズ、ブラック、ライトゴールド、スペースグレイ)には、従来のIon-Xガラスより耐衝撃性を60%高めたCeramic Shield 2が採用されました。チタニウムモデルに加え、2020年以来となるセラミックケースがパールホワイトとナイトブルーの2色で復活しています。日常の電池持ち対策についてはApple Watchバッテリー解説をご覧ください。