著者 Marcus Reed • 2026-10-03

watchOS 26.6でApple Watch SEの歩数・心拍計測が停止する不具合と対処法

長時間のウォーキングや激しいワークアウトを終えた後、Apple Watchの画面を開いて歩数が0のまま、消費カロリーも計算されず、心拍グラフが真っ白だったときの落胆は計り知れません。最近配信されたwatchOS 26.6へのアップデート以降、Apple Watch SE(第2世代)のユーザーから、歩数カウントと光学式心拍センサーが完全にフリーズする深刻なトラッキング障害が相次いで報告されています。

システムデーモンの同期不全:watchOS 26.6でセンサーが停止する背景

今回の事象はハードウェアの物理的な故障ではなく、HealthKitのバックグラウンドデーモンとモーションキャリブレーションキャッシュの間で生じるソフトウェア競合が原因とみられています。時計の時刻表示や通知の受信は正常に動作するものの、本体裏面の緑色PPG(光電容積脈波)LEDが一切点灯しなくなります。ワークアウトを開始しても自動一時停止され、3つのアクティビティリングが1日中静止したままになります。

お手持ちのモデルのセンサー構成を確認したい場合は、当サイトのApple Watchセンサーマトリクスや心拍ゾーン別トレーニング解説をご参照ください。

復旧プロトコル:キャリブレーション初期化から完全放電リセットまで

ユーザーコミュニティの検証により、修理交換を行わずに復旧できる複数の手順が明らかになっています。以下の順序で試すことが推奨されます。

1. 強制再起動:Digital Crownとサイドボタンを同時に10秒以上長押しし、Appleロゴが表示されるまで保持します。 2. 手首検出とプライバシーの再設定:iPhoneの「Watch」アプリを開き、「パスコード」内の「手首検出」をオフにしてから再度オンにします。「プライバシー」で「心拍数」と「フィットネストラッキング」が有効になっているかも確認します。 3. フィットネス調整データの初期化:「Watch」アプリの「プライバシー」>「フィットネス調整データをリセット」を実行し、破損した歩幅テーブルをクリアします。 4. バッテリーの完全放電(ディープリセット):バッテリー残量が0%になって電源が切れるまで放置し、30分ほど置いてから100%まで満充電することで、給電コントローラーがリセットされLEDが再点灯した例が多数報告されています。

Preserved Benefit: ソフトウェア層のキャッシュクリアとデーモンの再起動により、保証外の高額な本体交換を行わずに歩数と心拍の正常な記録を復帰できます。

Explicit Trade-Off: フィットネス調整データをリセットすると学習済みの歩幅アルゴリズムが初期化されるため、屋内計測精度を取り戻すには良好なGPS環境下で20分以上の屋外ウォーキングまたはランニングが必要です。

上記をすべて試しても緑色LEDが復帰しない場合は、バックアップから復元せず「新しいApple Watch」としてペアリングし直すのが最終的なソフトウェア対処法となります。